カメラを売る前に知っておきたいのが「今の買取相場」です。
同じメーカー・モデルでも状態や時期、販売ルートによって価格は変動します。
この記事では、Canon・Nikon・Sony α・Leica M型といった人気メーカーごとの買取相場をわかりやすくまとめ、高額査定につなげるコツも合わせて解説します。
カメラ買取相場の基本的な考え方
まずは相場の決まり方を理解することで、自分のカメラがどのくらいで売れるのか予測しやすくなります。
相場変動の主な要因
- 新モデルの発表・発売
- 市場の需要と供給
- 為替レートの影響(輸入品の場合)
- 季節的需要(卒業・入学シーズン、旅行シーズン)
相場は「日々動いている」ため、売却を考えているなら定期的にチェックすることが大切です。
特に新モデル発表直前や直後は変動が大きくなる傾向があります。
Canon(キヤノン)の買取相場と特徴
キヤノンは日本国内で最も普及しているカメラメーカーの一つ。
EOSシリーズやRFレンズは中古市場でも常に需要があります。
買取相場目安(2025年8月時点)
モデル | 買取価格目安 |
---|---|
EOS R5 | 240,000〜280,000円 |
EOS R6 Mark II | 180,000〜220,000円 |
EOS 90D | 90,000〜110,000円 |
EOS Kiss X10 | 40,000〜55,000円 |
高く売るコツ
- シャッター回数が少ない個体は評価アップ
- バッテリー・充電器など純正品を揃える
- 防湿庫保管でカビやホコリを防ぐ
キヤノン機は需要が安定しているため、状態が良ければ発売から数年経っても高値が期待できます。
Nikon(ニコン)の買取相場と特徴
風景やポートレート撮影に強いNikonは、Zシリーズを中心に中古市場でも人気です。
買取相場目安(2025年8月時点)
モデル | 買取価格目安 |
---|---|
Z9 | 450,000〜500,000円 |
Z7II | 240,000〜280,000円 |
D850 | 160,000〜200,000円 |
D7500 | 70,000〜90,000円 |
高く売るコツ
- プロ向け機は状態により大きく差が出る
- シャッター回数を少なく保つ
- グリップやモニターの劣化を防ぐ
ニコン機はプロ・ハイアマ層に根強い需要があり、特にZシリーズは高値を維持しています。
Sony α(ソニー)の買取相場と特徴
動画撮影需要の高まりで、Sony αシリーズは近年買取価格が上昇しています。
買取相場目安(2025年8月時点)
モデル | 買取価格目安 |
---|---|
α1 | 550,000〜600,000円 |
α7R V | 380,000〜420,000円 |
α7 IV | 220,000〜260,000円 |
α6400 | 75,000〜95,000円 |
高く売るコツ
- 動画撮影用途での需要が高いため、バッテリー複数個セットでプラス査定
- 純正レンズとセット売却も効果的
- ファームウェア最新化で動作安定
ソニー機は新モデルのサイクルが早いため、値下がりも早い傾向。
売却はモデルチェンジ前が狙い目です。
Leica M型の買取相場と特徴
高級カメラの代名詞ともいえるライカは、中古市場でもプレミアが付く場合があります。
買取相場目安(2025年8月時点)
モデル | 買取価格目安 |
---|---|
Leica M11 | 1,050,000〜1,150,000円 |
Leica M10-R | 850,000〜950,000円 |
Leica Q2 | 700,000〜780,000円 |
Leica M-P(Typ240) | 500,000〜580,000円 |
高く売るコツ
- 限定モデルは希少性で高額査定
- 外観のキズや塗装剥がれはマイナス評価
- 純正アクセサリー・ケースは必ず同梱
ライカは趣味性が高く、状態や付属品の有無が価格に直結します。
コレクター向け市場も意識しましょう。
メーカー別相場比較表
表ではなく文章で比較すると、それぞれのメーカーの特徴や傾向がより明確になります。
メーカー | 人気モデル例 | 相場レンジ(万円) |
---|---|---|
Canon | EOS R5、EOS 90D | 4〜28 |
Nikon | Z9、D850 | 7〜50 |
Sony α | α1、α7 IV | 7.5〜60 |
Leica M型 | M11、Q2 | 50〜115 |
表を見なくても、各メーカーの相場動向は「需要の安定度」「新モデルの影響」「希少性」の3要素で整理できます。
メーカー別の売却戦略まとめ
相場だけでなく、メーカーごとの市場動向を踏まえると、より戦略的に高く売ることができます。
売却戦略
- Canon:需要安定、急ぎでなければ時期を選んで売却
- Nikon:プロ機は状態を整えてから
- Sony α:新モデル発表前に売却
- Leica:コレクター市場も活用
メーカーごとに売り方やタイミングが異なります。
相場情報をベースにしつつ、複数査定を取ることでより高額での売却が可能になります。
まとめ
カメラの買取相場はメーカーやモデルによって大きく異なります。
CanonやNikonのように安定した需要を持つメーカーもあれば、Sonyのようにモデルチェンジで価格が大きく動くメーカーもあります。
また、Leicaのようにプレミアが付くケースもあるため、相場情報のチェックは必須です。
売却前には状態を整え、付属品を揃え、相場が高い時期を狙うことが高額査定の近道です。
今回紹介した相場を参考に、あなたのカメラがどのくらいの価値を持っているのか確認してみましょう。